フリーランスを選択する上で知っておきたいことは、ずばり経理事務や税金の申告についてでしょう。
「フリーランスで活動したいけど事務作業が面倒」と思ってなかなか飛び込めない人も少なくありません。企業に勤めていた時は担当部署の人がしてくれていましたが、フリーランスになれば自ら行う必要があります。自由に好きな仕事ができるからフリーランスを始めたけど、経理の仕事に手を焼いている人もいるほど大変で面倒と言われています。
まず知っておきたいのは、個人事業主として支払う税金について。所得税、消費税、住民税、個人事業税の4つを支払わなくてはいけないことをしっかり理解しておきましょう。
所得税は、所得額が多ければ多いほど税率が上がる累進課税のこと。個人事業主にとって最も大きな負担となる税金ということは知っておくべきポイントです。
消費税は、基本的に前々年の売上が1,000万円超の場合に課されます。住民税は企業勤めのときも支払うものなので、理解している人も多いでしょう。
個人事業税は事業内容に応じて課される税金です。これは個人事業主になって目にすることがあるでしょう。年間で営業している個人事業主の場合、事業所得が290万円までにおさまれば納税しなくてよいものです。
このように、馴染みがあるものから個人事業主になってはじめて目にする税金もあります。面倒なことかもしれませんが、こういったものがあることを知ることで、節税対策に繋げられます。 経費と控除の見直しや青色申告、減価償却の特例の活用など、さまざまな対策があります。まずは調べて、現状に該当するものを知りましょう。
仕事をしながらこれらの事務作業を行うことはとても大変です。状況によって、代行サービスや税理士に頼むのも一つの手です。フリーランスとして、自らを発揮できるやり方を見つけてみてください。